TOEFL iBTで100点を取るためのスピーキングのコツ | 英語の単語 勉強法【VocaBoost(ボキャブースト)】

TOEFL iBTで100点を取るためのスピーキングのコツ

お昼の休憩を終え、次は第3関門スピーキングセクション(概要)

約2時間(場合によってはそれ以上)にわたる『リーディング』、『リスニング』の試験が終わると10分間の休憩があるよ。とても短い時間だけど、疲れた目や頭をリフレッシュしたり、軽食をとったりして残りの試験に備えようね。

休憩時間が終わると次はスピーキングの試験。TOEFL iBTのスピーキングテストは約20分間で、6つの問題に答えるものだよ。スピーキングセクションでもリスニングのときに使ったのと同じヘッドセットが使用され、マイクに向かって回答するんだ。

コンピューターの画面を相手に話をするのは不自然でやや気持ちの悪いものだけど、気持ちを強く持って乗り切ろうね。それでは、出題される6つの問題の詳細を説明していくよ。

6つの問題は、大きく分けて3つのタイプに分けられます。

まず、1つ目と2つ目の設問では受験者自身のことについて尋ねられます。「学生時代で一番思い出に残っている出来事は?」とか、「海外旅行と国内旅行ではどちらが好き?」といったような単純な質問が与えられるので、指定された時間以内に答えの内容を用意して回答します。

次に、3つ目と4つ目では短いテキストを読み、さらにそれに関する会話やレクチャーを聞いて、与えられた質問に回答します。大学生活など、身近なものに関する問題が1つと、アカデミックな内容の問題が1つ出題されます。これらの問題でも回答を準備する時間と実際に回答する時間が決まっています。

そして、5つ目と6つ目の設問では会話やレクチャーを聞いて設問に答えます。3つ目、4つ目の問題に似ていますが、リーディングの部分がありませんので、すべての情報を自分の耳に頼って得ることになり、やや難しく感じられるかもしれません。

音声を聞いた後に質問に答えますが、聞いた内容を簡単にまとめながら回答するというパターンがよく見られます。これらの問題にも制限つきの準備時間、回答時間が与えられます。

以上の内容と流れを、制限時間を含めて簡単にまとめると以下のようになるわ。(質問の内容はあくまでも一例だと考えてね。)

質問1:回答者自身に関する簡単な話題について話す。
(preparation time 15秒→response time 45秒)

質問2:身近なトピックについて、自分の意見を話す。
(preparation time 15秒→response time 45秒)

質問3:大学生活などに関する短文を読み、同じトピックについての会話を聞いてから質問に答える。
(reading time 45-50秒→preparation time 30秒→response time 60秒)

質問4:アカデミックな内容の短文を読み、それに関連するレクチャーを聞いてから質問に答える。
(reading time 45-50秒→preparation time 30秒→response time 60秒)

質問5:ある問題についての会話を聞き、その問題自体についての簡単な説明と解決方法を示す。
(listening 60-90秒→)preparation time 20秒→response time 60秒)

質問6:アカデミックな内容の英語を聞き、キーワードを用いながら話の内容を要約したり、与えられた質問に答えたりする。
(listening 90-120秒→)preparation time 20秒→response time 60秒)

機械を用いたテストだということもあり、制限時間にオマケは一切ありません。限られた時間をどう使って回答を用意し、考えを述べられるかということが高得点獲得には必要不可欠な要素となってくるわ。

TOEFL iBT特有の雰囲気に打ち勝つには

試験の内容はさておき、まず気になるのは「ヘッドセットを使ってコンピューターの画面に向かって話す」ということではないかな。

気にならない人もいるのかもしれないけど、りす君はコンピューターに向かってひとりごとを言っているのが採点されるなんて…と思ってしまって、受験した時は気持ちが悪くてたまらなかったよ。

また、試験はパソコンがずらっと並んだ教室のような場所で行われるから他の受験者が嫌でも目に入るし、周りでボソボソと声がして気になってしまうこともあるよ。いくら試験のためだとはいえ、このような“普通じゃない場所”では落ち着けないのがあたりまえ。TOEFL iBT特有の雰囲気に飲まれてしまわないよう、いくつかの対策を考えてみよう。

まず、「周りの音が耳触り」というポイントに注目してみたいと思いますが、これは各受験者がある程度自分のタイミングでテストをスタートさせることができるからです。スピーキングのテストの最中に耳栓を使うことはできませんので、周りの音が気になってしまうことそのものについては残念ながら解決方法がありません。

自分が回答の準備をしている間や文章を読んだり英語の音声を聞いたりしている間に周りの人が話していると少なからず集中力に影響してしまうため、それは絶対に避けたいものです。

しかし、自分が声を出している間であれば他の人が回答していてもそこまで気にはならないはずです。つまり、人の声に邪魔されずに回答を進めていくためには、誰よりも早いタイミングで回答を始めることがポイントとなってきます。ですから、スピーキングの試験が始まったら他のどの受験者よりも先にスタートすることが大事なのです。

また、自分の世界に入り込んでしまえば雑音もそこまで気にならなくなってくるわ。

耳だけでなく、目からの視覚情報も集中の妨げになることがあるから、回答を準備している間など、コンピューターの方を向かなくていいときは手元のメモ用紙に神経を集中させ、できるなら利き手でない方の手を眉のあたりにおいて視界を狭めたりする工夫を(怪しまれない程度に!)してみるといいわ。

集中する方法は人によって違うけど、「邪魔されてたまるか!」という気迫を、周りの人に感じさせるくらいの気持ちで挑むと周りがあまり気にならなくなるし、むしろリラックスして試験に臨めるのではないかと思うわ。

自分のことを話すタイプの問題では…

最初の2つの問題では受験者本人のことや考えを尋ねられます。事前に問題を特定することは難しいですが、「こういうことを聞かれるかも」という予想くらいはできそうなものです。

過去問や例題などを見てみると「思い出に残っていること」「大切にしているもの」など過去~現在に実際に起こったことについて尋ねるものや、「行ってみたい国」「会ってみたい歴史上の人物」など未来や架空のものについて尋ねるものなどとさまざまですが、「5歳の誕生日におばあさんに買ってもらったぬいぐるみを今も大事にしている。」「ココ・シャネルの生き方に感銘を受けた。彼女の暮らしたフランスに興味がある。」など、出来事や具体的な人物などいくつかのキーワードを含む簡単な文章を用意しておくと意外といろいろな問題に応用できます。

話す内容は100%真実である必要はありませんので、時間があるときにでもちょっとしたエピソードを思い返しながら、試験で使えるようにまとめておくと便利です。また、「うれしかった」「驚いた」など、回答に使えそうな表現を複数の方法で言えるように準備しておくと、話が単調にならず、印象的にみせることができます。

短文や音声で情報が与えられるタイプの問題では…

自分のことを説明するタイプの問題と違い、3問目以降では与えられた文章や音声を理解していることが前提となってくるよ。そういった意味ではTOEFL iBTのスピーキングにはある程度、リスニングとリーディングのスキルも必要だと言えるね。

それぞれを上達させるための勉強法は、『リーディング勉強法』と『リスニング勉強法』でお伝えしてるから、良かったらこっちもチェックしてみてね。

話を戻して、与えられた情報に対する自分の考えだけでなく、発言者の考えや話の概要も盛り込んだ回答を求められる場合があるから、質の良いメモを取ることも大切だよ。

このタイプの問題で気をつけたいのは「伝えたい内容ははっきり伝える」ということ。準備時間、回答時間が短いため、言いたいことは最初にはっきり言い切ってしまわないと単にダラダラと、あいまいなことを話しているだけで終わってしまうんだ。

そもそも、英語と日本語では文章の作り方がやや異なっていて、結論を最後に回したり、断言を避けてあいまいに伝えたりすることが好まれる日本語とは違い、英語では話の初めに結論を明らかにし、その後で理由などを付け加えることが多いわ。

例:日本語「今日は雨が降っていたので散歩には出かけず、家で本を読むことにした。」
  英語「今日は家で本を読んだ。散歩に出かけるはずだったが、雨が降っていたので行かなかった。」

この英語タイプの話し方を意識しながら話すと言いたいことが率直に伝わり、万が一時間が足りなくなってもその話の中で一番重要な部分は伝えているので、ダメージが少なくなるの。

また、話している内容が同じでも、日本語を英語に直訳しただけの文章よりも初めから英語で組み立てた文章の方が当たり前ながら英語っぽく、こなれた感じに聞こえるわ。「もう少し」の点数が上がらない人は、このような工夫も取り入れてみるとよいわよ。

preparation timeの使い方

TOEFL iBTのスピーキングでは、質問と回答の間にpreparation timeという準備のための時間が設けられています。十数秒~30秒ほどの短い時間ですが、この時間を上手に使うことで回答の質を上げることができます。

まず、自分のことを話すタイプの問題に関しては、問題を見た瞬間に「この話をする!」というアイディアを固めましょう。そして、“起承転結”や“5W1H”といった話のレールに上手く乗っていくために必要な情報を書き出します。

たとえば先に挙げた「5歳の誕生日におばあさんに買ってもらったぬいぐるみを今も大事にしている。」という話をする場合、「誕生日」「5歳」「おばあさん」「ぬいぐるみ」「今も大事」などのワードに加え、質問に合わせて“なぜ”の部分を補ったり、キーワードの1つについて掘り下げたりするための語句をいくつか準備しましょう。間違っても文章を書くことはしてはいけません。他に必要なことを思い出す余裕がなくなり、気持ちが焦ってしまうだけです。

次に、与えられた情報に基づいて回答するタイプのもの。こちらについても、話に登場する重要なワードを書き出すのがよいでしょう。これに加え、話の流れが変わるきっかけとなるワード(例:意見を強めるもの、反対意見となるもの、自分が賛成/反対だと強く思う部分など)も話を組み立てていく上で重要な役割を果たすので自分のイメージする話の流れにあわせていくつか書き出してみましょう。

また、頭の中では完璧に流れている話でも接続詞や理由がはっきりしていないとわかりにくく聞こえてしまうこともありますので、準備の段階で「賛成」「反対」や「一つ目」「二つ目」など、その部分で何を言いたいのかをメモしながら頭の中を整理しましょう。

TOEFL iBTで100点を取るためのスピーキングの3つのコツまとめ

冒頭からうるさく言っているように、コンピューター相手に話さなければならないのがTOEFL iBTのスピーキングの特徴の一つだよ。

言い換えれば、話している最中に相手の表情やあいづちが見られないため、自分の話している内容、さらには発音が理解してもらえているのかどうかということがわからないんだ。だから、採点者にとって「聞き取りやすい英語を話す」ということは高得点を得るためのポイントになると思われるよ。

自分の発音に自信がある人はもちろんそのままの発音で回答して良いけど、発音に不安がある人に覚えておいてほしいのは「下手な英語っぽさを出すくらいなら日本語訛りでOK」ということ。

発音を気にする余裕があるならもっと中身の濃い話ができるし、1語1語きちんと発音した方が「なんちゃって英語」よりも伝わりやすいということはよくあることだよ。

厳しい時間制限も気をつけたいポイントですね。あなたは「回答時間1分」というのはどのくらいの長さだと思いますか?これを読んでいる今、手元の時計で1分計ってみましょう。どうぞ。

…いかがでしたでしょうか。短いようで長い、長いようで短い時間だったかと思います。回答には必要十分な長さだと思われますが、その感じ方は人さまざまです。本番で焦らず、制限時間内に十分な回答ができるように「1分」の長さを体に覚えさせておきましょう。

テーマを決め、自由に話してどれくらいの時間が必要だったかを計ったり、1分経った時点でやめた時に話したい内容の何%を話せたかあるいはどれくらいの時間が残ったかを計ったりして1分間で回答することに体を慣らしていきましょう。また、原稿を書いて音読するということを何度か繰り返すことでも制限時間に丁度良い回答を準備する練習ができます。

TOEFL iBTのスピーキングの要は“慣れ”であると言っても過言ではないわ。焦らずに話を組み立てていくのに使える定型の語句(”I feel …, because …”, “… helped me to …”など、多くの文に応用できる簡単なものと、話の方向性を示す接続詞など)を暗記しておくことも大事よ。

試験直前は特に、新しい単語を覚えることよりも、基本的な動詞や使える言い回しなどがとっさに出てくるような練習をしたり、preparation timeとresponse timeを最大限に利用できるように備えたりすることが効果的よ。

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りす君
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花ちゃん
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六花(りか)ちゃん
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